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【試し読み】黒川淳史選手「水戸でJ1に昇格したい」【インタビュー】

【試し読み】黒川淳史選手「水戸でJ1に昇格したい」【インタビュー】

※2月22日発売の「yell sports 茨城 vol.11」の記事から一部を抜粋して掲載します。

大宮アルディージャの下部組織で育くまれた若き才能。
昨季、水戸に期限付き加入した黒川淳史は開幕スタメンを飾り、
シーズン通して主力として活躍、チーム最高順位達成に大きく貢献した。
そして今季、複数のオファーが届きながらも水戸残留を決断。
水戸を選んだ理由とは? そしてその先に見据えるものは何か。
21歳となったばかりの黒川の胸中に迫った。

得点にこだわりたい
今年は「武器」を探す

Q.昨季は28試合3得点という結果でした。
「水戸のチームの中では評価されているという実感はありました。でも、Jリーグ全体の中での評価は決して高くなかったと思っています。たとえば、(伊藤)涼太郎(大分)は昨季水戸で9得点を決めて、J1クラブに移籍していった。涼太郎はシーズン序盤試合に出ていなかったのに、自分でチャンスをつかんで結果を出していった。やはり、攻撃的な選手は得点数で評価されるんだなとあらためて感じました。一番大事なのはチームのために戦うことですけど、自分の得点でチームの勝利に貢献したいという思いが強くなりました。チームのために何ができるかというところで、献身性や守備といったことはあくまでベース。やはり、得点を決めることによって、チームはラクになるし、勝利に近づくこととなる。点を取ることによって、チーム全体がいい方向に向かう。なので、今年は得点にこだわってプレーしたいと思っています」

Q.長谷部監督との出会いは大きかった?
「どうすれば選手の能力を最大限に出せるかを考えている監督ですね。ベンチ側で僕がプレスをかけた時に長谷部監督がニヤリと笑って見てくれるのがうれしいんです(笑)」

Q.よく褒める監督ですよね。
「ですね。褒めてもらうと、伸び伸びプレーできますし、もっとやってやろうという気持ちになります。スタメンを外された試合の時には必ず声をかけてくれました。期待をしてくれているということが伝わってきましたね。長谷部監督は選手の性格をすごく理解していて、選手によって言葉のかけ方を変えて、それぞれいいメンタルでプレーさせようとしてくれている。選手の気持ちを高めるのがうまい監督です」

Q.黒川選手のプレーにおける一番の強みは何だと思いますか?
「僕の中でそこをよく考えるんですよ。『これは誰にも負けない』ってものを今探しています。ドリブルとか、スルーパスとか、相手の逆を取る動きとかが自分の特徴だと思っていたのですが、そういうプレーがうまい選手はたくさんいる。プレイスキックといえば中村俊輔選手みたいな、代名詞的なプレーがこれからステップアップしていくためには必要だと思っています。今シーズン、それを見つけられるようにしたい。ただ、そんなに簡単ではないことも分かっています。いろんな角度で自分にアプローチしていきたいと思っています」